naomi1010’s diary

おばちゃんの日常

終わりよければ全て良し

昨日、父のことを書いて、いろいろ思い出すことがありました。

 

父は、晩年に、病気を発症し、入退院を繰り返しました。

 

母も同じ時期に、骨折で入院し、退院した頃に、病気が見つかり、また入院しました。

 

母も歳をとり、冷静な判断できる状態ではないと思い、

父のこと(今後の治療・延命)は、

私が全て判断することにしました。

 

母に父の状況は伝えず(厳しい状態)

病院・医療ワーカー・介護関係との連絡は、全て私に直接してもらう事にして、

母には、病気の回復に、専念してもらう事にました。

幸い母は、回復して、今も元気に暮らしています。

 

父は、亡くなる一年前くらいから、寝たきりの状態になりました。

そういう状態でも、延命治療は、勧められました。

(ペースメーカー、胃ろうなど)でも、

完治できない病気で、動けなくなった父に、負担をかける措置はしたくなかったし、父自身が、延命治療は望まないと以前から話していたので、

私の判断で、延命治療はしないと決めました。

父が安心できる環境にしたかったので、デイサービスでお世話になっていた施設に入れてもらえないか相談しました。

施設で医療行為ができること、訪問医がいる事を確認して、父を病院から移しました。

父の事をよくわかってくれているスタッフのみなさんが、父を迎えてくださり、父の部屋では、大好きなベートーヴェンの曲を一日中かけてくださいました。

 

もう、会話はできない状態でしたが、

私もできるだけ父に話しかけました。

 

そして、家族全員が揃った時に、ベートーヴェンが流れる中で、息をひきとりました。

みんなが揃うまで、待っていたんだと思いました。

 

延命治療をして、あのまま病院にいたら、こんな事は出来ませんでした。

 

自分の判断は、間違っていなかったと、思うことができました。

 

母は、今でも、「お父さんは、ベートーヴェン聴きながら、息が止まったとよ〜。」と、

周囲の人に、笑顔で話しています。

 

母にとって父の最後は、ベートーヴェンの曲を聴いていた。と、強く印象に残っているようです。

 

それでよかったと、思います。

 

いずれ誰もが経験する介護です。

 

元気なうちに、よく話をしておくことを、お勧めします。

 

最終的に判断するのは、介護をする側です。親は歳をとって、冷静な判断が出来なくなる時がきます。

その時どうするのか、よく考えておく必要があります。

 

介護関係は、まず申請してから時間がかかります。介護する判断は、早め‼️

をお勧めします。

 

タイトルの言葉は、父がよく言っていました。

その通りの終わりかたでした。

 

とても寒い朝です。

今日は、母と、ゆっくり過ごします。

 

今日も一日笑顔で過ごしましょう。

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ